名牝系

【名牝系】エリモピクシー|一族悲願のG1制覇は孫の世代へ

エリモピクシー産駒最後の現役馬レッドヴェイロンが2020年4月26日のマイラーズカップ(G2)に挑戦します。ここを勝って安田記念(G1)で一族悲願のG1制覇を成し遂げて欲しいものです。

エリモピクシーはgejigejiがPOGをやっていたときに嬉しい重賞初勝利をプレゼントしてくれたクラレントの母です。

POGでgejigejが無双していた時の過去の指名馬一覧が載ってある記事はこちら

産駒たちの勝ち上がり率も重賞勝利数も半端じゃない繁殖牝馬なのです。そんなエリモピクシー産駒たちの活躍ぶりを記事にまとめていきます。

産駒が大活躍のエリモピクシー

レッドヴェイロンもクラレントも母はエリモピクシーです。彼女は優秀な繁殖牝馬で、渋い活躍をする産駒をコンスタントに出しています。8頭中7頭の産駒が勝ち上がる(新馬戦もしくは未勝利戦を勝つ)という安定感もすごいです。そのうち半数が重賞ウィナーなのですからさらに驚きですΣ(゚Д゚)スゲェ!!自身は現役時代は重賞まで手が届かなかったのですが、産駒がその無念を晴らしてくれてますね!

リディル(牡)

  • 父:アグネスタキオン
  • 主な勝ち鞍:デイリー杯2歳S、スワンS
生年月日 2007年5月8日  調教師 橋口弘次郎(栗東)
戦績 12戦5勝  生産者 ノースヒルズマネジメント
本賞金 1億4740.1万  馬主 前田幸治
総賞金 1億6557.1万  産地 新冠町

2戦目を勝ち上がっていきなり重賞初挑戦したデイリー杯2歳S(G2)で勝ったのが凄く印象に残ってますね。

直線入り口で外に若干振られるもエンジン掛かってからの末脚が凄いですね!

この年のPOGはこの馬を指名できなかったのでなおさら悔しかったw翌年以降は絶対指名しようと決めたのがこの馬の活躍がきっかけでした。

クラシックが楽しみな馬だなぁと思った矢先、残念ながら骨折してクラシックシーズンは棒に振ります。

古馬になってからはスワンステークス(G2)を勝つなど活躍しました。

クラレント(牡)

  • 父:ダンスインザダーク
  • 主な勝ち鞍:デイリー杯2歳S、富士S、東京新聞杯、エプソムカップ、関谷記念、京成杯AH
生年月日 2009年3月2日  調教師 橋口慎介(栗東)
戦績 41戦7勝  生産者 ノースヒルズマネジメント
本賞金 2億4043.7万  馬主 前田晋二
総賞金 4億886万  産地 新冠町

リディルから2年空いて待望のエリピク産駒が登場してきたのが2011-2012のシーズンでした。

兄リディルのように仕上がりが早く、活躍してくれたらいいなぁと思いながらgejigejiはPOGで指名しました。

兄と同じくデイリー杯2歳S(G2)を新馬勝ちからの2戦目で制覇!

POG初重賞制覇で嬉しかったですね!

 

内からスルスルと伸びていく最後の直線は興奮MAXでした!

この馬には馬券でもお世話になりまして、翌年のNHKマイルカップ(G1)では当時無双してたカレンブラックヒルとアルフレードの3着に食い込んで万馬券を演出してくれました。最終的に重賞6勝ですからね、相当凄いです。

個人的には4歳時が能力・安定感ともにMAXで、この年に賞金算定基準が変更になりギリギリで安田記念(G1)に出られなかったのがかわいそうでした。

安田記念は結局6歳で挑戦したときの3着が最高でしたね。

 

勝ったのは名手ムーア鞍上の名馬モーリス!こういう一流どころには勝ちきれないこのエリピク一族がたまらなくかわいいです笑

この時も12番人気で美味しい馬券を演出してくれました。

ちなみに、このレースには弟のレッドアリオンも出走してましたね。

gejigeji
gejigeji
エリピクの2頭だしだ!すごい!

てひとりテンションが上がっていました笑

レッドアリオン(牡)

  • 父:アグネスタキオン
  • 一口馬主募集価格:12万円
  • 主な勝ち鞍:マイラーズC、関谷記念
生年月日 2010年2月28日  調教師 奥村武(美浦)
戦績 40戦7勝  生産者 エクセルマネジメント
本賞金 1億7256.4万  馬主 東京ホースレーシング
総賞金 2億5498.5万  産地 えりも町

この馬もPOGで指名しました。

勝ち上がりにはけっこう手こずりましたがPOG期間中(新馬開始からダービーまで)に重賞で3回掲示板に載るなど渋く賞金を稼いでくれました。

NHKマイルカップでも見せ場十分の走りでしたね!

 

勝ったのはマイネルホウオウでした。柴田大地騎手、涙涙の感動の平地G1初制覇!懐かしい。

レッドアリオンも息長く重賞戦線で戦いましたよね。

マイラーズカップの時なんかは直線で「届けッ!」と絶叫でした。

サトノルパン(牡)

  • 父:ディープインパクト
  • 主な勝ち鞍:京成杯
生年月日 2011年3月7日  調教師 村山明(栗東)
戦績 23戦5勝  生産者 エクセルマネジメント
本賞金 9059.7万  馬主 里見治
総賞金 1億5140.9万  産地 えりも町

待望のエリピク×ディープインパクトという事で、かなり上位でPOG指名した記憶があります。

POG期間中はファルコンステークスの3着からの4番人気鞍上武豊でのぞんだNHKマイルカップではG1初制覇を夢見ましたね。結果9着と振るわずだったのですが、POGで指名したワンアンドオンリーやトゥザワールドが活躍してくれてPOG初優勝をしたのでした。

ワンアンドオンリーがまさかダービーを勝つとは思いもしませんでしたね。最後まで一生懸命力を出し切る馬でした。

サトノルパンは京成杯で重賞制覇!

 

1番人気、後のG1馬ビッグアーサーの猛追をしのぎ切っての勝利。良いレースでしたね!

レッドベルダ(牝)

  • 父:ディープインパクト
  • 一口馬主募集価格:20万円
  • 主な勝ち鞍:無し
生年月日 2012年3月7日  調教師 安田隆行(栗東)
戦績 3戦0勝  生産者 エクセルマネジメント
本賞金 0  馬主 東京ホースレーシング
総賞金 250万  産地 えりも町

この馬は珍しく未勝利で終わってますね。この年はなぜかエリピクを指名していません。他の人に先に取られたのかな?

関係者のみなさんもそろそろ牝馬欲しいな~って思ってたところ(かは知らんけど)、ポロッと牝馬生むあたり、エリピクちゃんはほんと空気まで読めるんですね笑

デビュー戦では1倍台の圧倒的1番人気だったにもかかわらず直線で前が詰まり足を残す形で負け…アンチ福永がまたボロクソ言いそうな内容だったみたいですね。

その後、ノーザンファームしがらきで骨折し、キャリア3戦未勝利で予後不良となりました。サラブレッドの故障はよくあるといえど、予後不良は本当に悲しいですね。

全妹のレッドアヴァンセとレッドオルガにはこの名牝系を繋いでいって欲しいものです。

レッドアヴァンセ(牝)

  • 父:ディープインパクト
  • 一口馬主募集価格:17.5万円
  • 主な勝ち鞍:エルフィンステークス
生年月日 2013年4月24日  調教師 音無秀孝(栗東)
戦績 17戦4勝  生産者 ノーザンファーム
本賞金 5802.6万  馬主 東京ホースレーシング
総賞金 1億1357.2万  産地 安平町

ディープ産駒が続きますね。そしてまたしても牝馬、ほんとエリピクちゃんは素晴らしい。

この年からPOGには参戦していないので、熱心には追い掛けてはいなかったのですが、牝馬のクラシックにフル参戦しているのを見て、やはり産駒が牝馬に出てもなかなかやるなぁ。とエリピクの名牝ぶりに感心していました。

このレッドアヴァンセも重賞戦線で活躍、秋華賞(G1)では5着と健闘!

2017年は自己条件を着実に勝ち上がり、2018年初戦は阪神牝馬S(G2)で11番人気をあざわらうかのように2着!ヴィクトリアマイル(G1)へと駒を進めました。血統的に得意の東京です。ひょっとしたらと期待したものでした。

結果、ヴィクトリアマイルは7番人気の微妙な人気でしたが3着に食い込む大健闘。

 

最後は外から来た2頭に差されてしまいますが、見せ場たっぷりでしたね!

10月の富士ステークスでも男馬に混ざっての3着。本当に東京競馬場が合う血統です。

レッドオルガ(牝)

  • 父:ディープインパクト
  • 一口馬主募集価格:15万円
  • 主な勝ち鞍:湘南S
生年月日 2014年4月26日  調教師 藤原英昭(栗東)
戦績 7戦4勝  生産者 ノーザンファーム
本賞金 4971.5万  馬主 東京ホースレーシング
総賞金 5556万  産地 安平町

またまた牝馬です。エリピクちゃん、もはや空気読み過ぎですね。笑

この馬がまた能力が高かった!2018年の湘南S(東京芝1600m)では上がり3ハロン33.3秒の末脚きっちり勝利。これから重賞戦線に殴り込んでくるんだろうなと感じた能力あふれる走りでしたね。湘南Sの前走の賢島特別(中京芝1800m)では直線で狭い所を割って伸びてくるあたり、勝負根性も抜群でした。

稍重でも力強い末脚を使ってますね~。

思った通り、2019年は牡馬に交じってマイル重賞戦線で大活躍。東京新聞杯(G3)と富士S(G3)で2着・3着とまたしても東京巧者の血統を証明。

 

惜しくも重賞勝利には手は届きませんでしたが、産駒に期待ですね。

レッドヴェイロン(牡)

  • 父:キングカメハメハ
  • 一口馬主募集価格:17.5万円
  • 主な勝ち鞍:未勝利戦
生年月日 2015年4月21日  調教師 石坂正(栗東)
戦績 7戦1勝  生産者 ノーザンファーム
本賞金 500万  馬主 東京ホースレーシング
総賞金 4841.3万  産地 安平町

ひさびさの父キンカメですね。ここでまた牡馬に戻してくるあたり、、、泣けますエリピク母ちゃん笑

2018年のNHKマイルカップ(G1)は結果は3着でしたが、直線はみどころ十分でした。岩田騎手によるとスタート後に行き脚がややつかず、前目に付けられなかったのが痛かったようですね。

もしもう少しポンと出ていれば、結果は違ってきたかも知れませんね。

とは言っても後方2番手から大外まくって来たケイアイノーテックに最後きっちりと差し切られているあたり、あっても2着でしょうかw

競馬にタラレバは禁物とはいうものの、そのタラレバを語るのが楽しいんですけどね笑

タラレバを語っても1着はないというこの血統らしいおちゃめな楽しみ方です笑

2018年はその後、500万、1000万、特別と1番人気に応えて連勝しました。

2020年4月25日までに、13戦走って4着以下が2回だけという兄弟の中でも抜群の安定感がありました。

先がとても楽しみでしたが、重賞では掲示板にのれていません。

エリモピクシーの2017(牡)

  • 父:ディープインパクト

この馬も東サラで募集されるのでしょうか。もし、万万が一この馬がキャロットクラブで募集などされようものなら応募してしまうかもしれません。奥さんにナイショで笑

一口募集価格は20万円を超えてくるでしょうね…

*2018年11月18日追記

ネット競馬への東サラ会員さんのものと見られる書き込みによれば、頚椎の異常でかなり深刻な状態のようです。

現在は牧場での見学も不可となっている状況。

競走馬になるのは厳しいかったようです。

ありがとうエリモピクシー

エリピクさんは2017年の仔を生んでからあの世に旅立ってしまいます。

無事に繁殖入りしたらエリピクの孫たちにも夢は引き継がれます。それを私は追っていきます。血のロマンですね。ギャンブルを超えた競馬の楽しみの1つです。

ありがとうエリモピクシー!ありがとう競馬サークルのみなさん!ほんと競馬って牝系を追いかけると楽しいです。

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