今回は、ビワハヤヒデや三冠馬ナリタブライアンを輩出したパシフィカスについてです。
パシフィカス
この馬はダビスタ好きならご存知の繁殖牝馬「プチカプリース」のモデルとなった繁殖牝馬です。プチカプリースの子供たちはめっちゃ強かったですよね。
モデルのパシフィカス自身はイギリスで目立った競争成績を上げられずに引退、繁殖成績も良くなくセールで格安で売られていた馬です。日本人の早田光一郎氏に購入され日本にやってきました。三冠馬ナリタブライアンやビワハヤヒデなど産駒が日本で大活躍し、一躍名繁殖牝馬の仲間入りを果たしたのでした。
99年にビワパシフィカスを出産する際に子宮破裂で死亡してしまったんですね。
子孫たちが再び繁栄してくれることを心から願っています。2000年以降では本馬の7番仔スペリオルパールから重賞3勝馬ラストインパクトが出ています。
まだまだ血の活力が復活する可能性はあります。引き続き注目です。
さて、産駒たちの紹介に進みます!
ビワハヤヒデ(牡)
- 父:シャルード
- 生産者:早田牧場新冠支場
- 厩舎:浜田光正(栗東)
- 主な勝鞍:デイリー杯3歳S(G2)、神戸新聞杯(G2)、菊花賞(G1)、京都記念(G2)、天皇賞春(G1)、宝塚記念(G1)、オールカマー(G3)
パシフィカスが日本に輸入される際にお腹に宿していた仔です。日本で生まれたいわゆる持ち込み馬がこのビワハヤヒデ。父シャルードってだれやねん!って感じですね。このシャルードはビワハヤヒデの活躍により日本に輸入されたそうですが目立った産駒は輩出できませんでした。
ビワハヤヒデの何が凄いかというと、その戦績です。16戦10勝で2着5回の驚異的数字です。ディープインパクトやダイワスカーレット並みの連帯率なのです。
そんなビワハヤヒデはクラシック第1戦目の皐月賞、2戦目のダービーと続けて2着に惜敗。最後の菊花賞で悲願のクラシック制覇を果たしたのでした。
皐月賞は武豊のナリタタイシンに差されてしまいました。
ナリタブライアン
- 父:シャルード
- 生産者:早田牧場新冠支場
- 厩舎:大久保正 (栗東)
- 主な勝鞍:朝日杯3歳S(G1)、共同通信杯4歳S(G3)、スプリングS(G2)、皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)、菊花賞(G1)、有馬記念(G1)、阪神大賞典(G2)、阪神大賞典(G2)
言わずとも知れた三冠馬ですね。漆黒の雄大な馬体に揺れる白いシャドーロールがとても印象的な見た目なのですが、レースっぷりも超強烈でした。
マキバオーが流行って馬の絵を描くのがクラスで流行っていたのですが、私が描く馬は無駄にシャドーロール着けてましたね。
ダビスタでも調教師からシャドーロールの装着を打診されると何か嬉しい気分になってました。
ウイニングポストでは自由に馬具を選択できたので必ずと言ってもよいほどシャドーロール着けてましたねww
そんな空前のシャドーロールブームを巻き起こしたナリタブライアンのレースは本当にエグい!
94年の皐月賞。実況・解説の皆さんもブライアンの勝ちを確信している…