一口馬主

出資馬引退に伴う牝馬買い戻し金とは?

今月は新規の出資馬(2017年産馬)の出資金の請求があったため、ー152,391円と大幅の赤字です。

いつもより2桁違うので一瞬ギョッとなりましたw

よく見ると「牝馬買い戻し金」だとか「抹消給付金」といった収入もあります。

という事で、いつもよりちょっと深掘りして明細を見ていく事にします。

収支報告

キャロットクラブ収支11月
  • カープストリーマー
    • 収入:0円
    • 支出:966円
  • ネオフレグランス
    • 収入:0円
    • 支出:1,125円
  • クルスブランカ
    • 収入:12,680円
    • 支出:0円
  • マルシュロレーヌ
    • 収入:0円
    • 支出:1,623円
  • カメリアローズの2017
    • 収入:0円
    • 支出:43,123円
  • ユールフェストの2017
    • 収入:0円
    • 支出:43,123円
  • レディシャツィの2017
    • 収入:0円
    • 支出:71,871円
  • 月会費:3,240円
    • 収入:12,680円
    • 支出:165,071円
  • 利益:ー152,391円

今月は新たに三頭の出資馬の請求がありましたので、大幅に赤字となりました。

関連記事:2018年キャロットクラブ出資馬への期待値

思いがけない収入もありました。

牝馬買い戻し金です。

牝馬買い戻し金とは

簡単に言うと、牝馬が引退する際にクラブが募集金額の10%の金額でその馬を買い取る制度です。

その金額は出資者に分配されます。

何となく特なように聞こえます。

牝馬は引退しても繁殖牝馬としての価値があります。

それをクラブ側が買い取ってるということですね。

牡馬にはないメリットですね。

関連記事:一口馬主で牝馬に出資するメリット

各種明細

牝馬買い戻し金の明細

これが牝馬買い戻し金の明細です。

牝馬買い戻し金明細

1,600万円の10%で160万円、消費税の118,518円が差し引かれて1,481,482円が牝馬買い戻し金の総額ですね。

それを400口に分配するので牝馬買い戻し金の1口あたりの分配金は3,704円となります。

JRAから抹消給付金が支給される

明細をよく見ていただくと、抹消給付金が165万円支給されています。

これは競走馬が引退する際にJRAから支給されるお金です。

抹消給付金は年齢・出走数・引退時期によって支給額が変わります

クルスブランカ号は3歳で計6走しています。

かつ夏季以降の引退なので165万円となっています。

これが400口に分配されるので、1口当たり4,125円となります。

あとは競走馬保険も下り、消費税精算金など諸々合計で12,680円というわけです。

これらが引退時の精算金額です。

にしても見にくい明細ですw

なぜ抹消給付金が105万円と60万円の2本に分かれているのでしょうか…

今度キャロットクラブに聞いてみたいと思います。

その他明細

出資馬が増えてくると明細も増えますね。

キャロットクラブ明細 キャロットクラブ明細 キャロットクラブ明細

出資馬近況

カープストリーマー 5歳・牡・500万下(2勝)

術後の経過に問題は無いようです。

クリーニング手術で脚の捌きがスムーズになってくれると良いのですが。

18/11/15 NF早来
軽めの調整を行っています。「この中間からウォーキングマシンでの運動を開始しています。今のところ状態は変わりなく推移しているので、この調子で運動を取り入れて脚元を慣らしつつ、トレッドミルでの運動開始時期を検討していきたいです」(早来担当者)

18/11/8 NF早来
舎飼にて休養しています。「脚元の状態や体調の変化には気を付けて過ごしていますが、見た目には腫れが引いて来ていますし、経過は悪くありません。本格的な運動を再開した際の歩様がどうかがポイントになりますので、無理のないようジックリ立ち上げていく予定です」(早来担当者)

18/11/1 NF早来
舎飼にて休養しています。「術後の経過は今のところ変わりありません。今後は軽めの運動を行いながら脚元の状態が落ち着くのを待つことにはなりますが、おそらく年内はマシンやトレッドミルで人を乗せない形での運動負荷に慣らしていくことになるでしょう」(早来担当者)

18/10/23 NF早来
23日に右前球節の状態を整える手術を行い、無事に終了しました。「本日、右前脚のクリーニング手術を行い、無事に終了しています。獣医師の話では骨膜とごく小さな骨片もあったとのことで除去しています。これによって捌きの硬さの原因となった箇所をクリアにできたはずなので、不安なく進めて行ければいいですね。今後は患部の状況と体調を見ながら曳き運動から開始していく考えです」(早来担当者)

18/10/20 NF早来
「慎重に様子を見ながら動かしていましたが、どうも右前の捌きの硬さが気になる状況でした。そのため獣医師に状態を詳しく確認してもらったところ、休養の原因となった右前肢の球節に骨膜が見られました。ここまでは比較的順調だったので申し訳ありませんが、無理をして負担を大きくしてはけませんから、状況を見ながら球節部をキレイに整える手術を行う考えです」 (早来担当

ネオフレグランス 4歳・牝・1000万下(3勝)

年末の中山辺りでの戦線復帰が見えてきました。

生観戦したいと思います。

18/11/13 NF天栄
トレッドミル調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を行っています。「調整は引き続き問題なく行えていて、このまま進められれば次開催での出走を考えることは問題なさそうです。先日調教師と話をしたところ、来週か再来週あたりに入れられればということでしたので、移動に向けて調整を進め、より良い状態で送り出したいです」(天栄担当者)

18/11/6 NF天栄
トレッドミル調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を行っています。「慎重に確認しながら調教を進めていますが、ここまで大きく変わることはなかったので、このままなら問題ないと言えるのではないでしょうか。調教師にまだ正式な打診はしていないのですが、次の中山開催での出走を考えていきませんかという相談をしてみようかと思っています」(天栄担当者)

18/10/30 NF天栄
トレッドミル調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を行っています。「引き続き安定した状況にありますね。日を選びながらコンスタントに動かしていますが、脚元の不安が出ないことは何よりです。このまま行ければ年内の出走を考えることもできるようになるでしょうが、以後も気を引き締めて地道に動かしていきます。馬体重は448キロです」(天栄担当者)

18/10/23 NF天栄
トレッドミル調整を行い、日によっては坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を行っています。「少しずつ乗り進めていて、脚元の不安がぶり返すことはなく、また新たに別の不安が出ることもありません。もちろんこの後も慎重に接していきますが、徐々にしっかりとした調教負荷をかけていき、今後のメドを立てられるようにしていきたいです」(天栄担当者)

マルシュロレーヌ 2歳・牝・デビュー前

テンションの高さは相変わらずのようですw

デビュー戦までにもう少し落ち着いてくれればいいのですが。

18/11/13 NFしがらき
周回コースと坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。「この中間も順調に乗り込みが続けられています。相変わらず普段からテンションが高く、馬場へ向かう時もなかなか常歩をするのが難しいのですが、いざキャンターへ行ってしまえば落ち着いて走ることができています。乗り込みを重ねることで馬は徐々にしっかりとしてきましたし、今後もトレッドミルを併用しながら良化を促していきます」(NFしがらき担当者)

18/11/6 NFしがらき
周回コースと坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。「引き続き、この中間も坂路では15-15程度のペースも交えて調教を行っています。これ以上テンションを上げないようトレッドミルも交えて動かしているのですが、動き自体は少しずつ良化が見られる状況ですし、今後も気性面に配慮しながら進めていきます」(NFしがらき担当者)

18/10/30 NFしがらき
周回コースと坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。「この中間も坂路では週1、2回ほど15-15程度の調教を行っています。テンションの高さは相変わらずなので、もう少し落ち着きが出てくれれば理想ではあるものの、乗り込みを重ねても反動が出るようなことはありません。様子を見てさらにペースアップしていき、良化を促したいと思います。馬体重は485キロです」(NFしがらき担当者)

18/10/23 NFしがらき
周回コースと坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。「ペースアップ後も特に反動は見せておらず、この中間も坂路では15-15近くまで脚を伸ばしています。相変わらずテンションは高めではありますが、体調自体は変わらず良好ですし、引き続きコンスタントに動かして良化を図っていきます」(NFしがらき担当者)

レディシャツィの2017 1歳・牝・デビュー前

この世代のキンカメ産駒のなかでは破格の安値だった本馬。

馬格も雰囲気も悪くなさそうです。

18/10/31  追分Fリリーバレー
馬体重:478kg
移動前は日中放牧を行いながらウォーキングマシンでの常歩を1時間、また鞍付けなどの初期馴致を順調にこなしていました。放牧の効果もあり筋力が強化され、馬体は厚みが増して力強さが備わってきた印象を受けます。普段は穏やかな気性も、時折闘志漲る走りを見せることから、競走馬として順調な成長曲線を描いているように感じます。新たな環境に慣らしながら、今後も進めていきたいと思います。

18/10/25  追分Fリリーバレー
24日に追分Fリリーバレーへ移動しました。

ユールフェストの2017 1歳・牝・デビュー前

今年の産駒勝ち上がりがなかなか好調だったジャスタウェイの第2世代目。

小柄ながら堂々とした振る舞いは自身が大きな馬だと思っているようだ

空港スタッフさんのコメントが面白いですね。

まるで馬の心が分かるかのようです。

18/10/31  NF空港
馬体重:412kg
現在は週2日900m屋内坂路コースをハロン19~20秒のキャンター2本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。ハロンペースを上げるなど調教負荷を強めていますが、調教本数がまだ少ないこともあり、走行時の前進気勢という面においてはまだ物足りなさを覚えます。馬体重が示すとおり小柄ではありますが、大柄な馬にも臆することがない強い気性や普段の振る舞いから察するに、自身は大きな馬だと思っているふしがあります。実際に体格の小ささを忘れさせるほどのオーラを放っており、否応なしに将来性の高さを感じさせます。

カメリアローズの2017 1歳・牝・デビュー前

期待の新種牡馬キズナの産駒です。

馬体重もこのまま2~30kgほど増えて470~480kgあたりで着地しそうですね。

大き過ぎず小さ過ぎず、良い感じになってくれればと思います。

18/10/31  NF空港
馬体重:451kg
現在は週2日900m屋内坂路コースをハロン20秒のキャンター1本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。普段の脚捌きに硬さを感じさせる馬ですが、キャンターに行くとそれは一変し、柔らか味のあるフットワークを見せてくれています。現状でも調教時の動きには良いものがありますが、筋力や体力が備わっていく過程で硬さが取れてくれば、より良さが見られることでしょう。

正直なところ、この時期の1歳馬の関係者コメントなんて何もあてになりませんが、楽しみなものは楽しみであります。

10月の収支はこちら

12月の収支はこちら

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